夏の夜のダンス

洗面所の窓にカマキリを発見。

網戸に足をひっかけて貼り付いています。

夜中の暗がりに、明るい緑の体がくっきり浮かんで見えます。

 

しばらく様子を見ていたら、向こうも首をかしげてこちらを見ているような。

そして、どういうわけか体をリズミカルに振りだしました。

 

これは、威嚇?

もしかして、わたしが使っているドライヤーの音でしょうか。

この音を敵だと思って威嚇しているんでしょうか。

 

あるいは、風に揺れる葉っぱのふりをしているんでしょうか。

網戸には光につられていろいろな虫が飛んでくるから、それを狙って

待っているんでしょうか。

 

ちなみに、わたしが冷静でいられたのは、カマキリが網戸の外側にいたからです

(以前、ひとりしかいない部屋の中で大きなカマキリと遭遇した際は

一瞬で血の気が引いたものです)。

 

 

翌朝には、カマキリはいなくなっていました。