旅と本

毎週更新のはずのこのブログですが、すっかり更新を

さぼっていました。

いちばんの原因はパソコンが故障を起こしたことで、

これには本当に困った!

現在は健康を取り戻して無事に動いてくれており、

よしよしと頭をなでながら使っています。

 

さて、今、手元になくて心細い思いをしているのが、

2冊の本。

 

1冊は、以前このブログでもご紹介した梨木香歩さんの小説の中から、

「からくりからくさ」(新潮社、2001年)。

そして、高野文子さんの傑作コミック、

「るきさん」(筑摩書房、1996年)。

 

内容について語りだしたら長くなるので、次回以降としますが、

この2冊はわたしが折に触れて本棚から手に取り、読み続けている本

なのです。

大げさに言えば、これらがない今の状態は、自宅にいても、まるで

旅に出ているかのよう。

不思議なホームシックを味わっています。

 

 

一昨日の午後は、近所のお寺の鐘の音が響きました。

311日がまたやってきたのでした。

困難な状況にある人の、そばにせめて1冊の本がありますようにと、

願ってやみません。