部屋の片付けは苦手です。
日頃から少しずつやっていればいいものを、後回しにしてどんどん
物を積んでしまうから、崩れ落ちる本、溢れる画材。
まったくはかどりません。
四苦八苦するうちに、過去に描いた絵やスケッチなどが出てきました。
ほんの2~3年前のものなのに、ずいぶん今と違って見えます。
もっと別のやり方があるのに、とか、違うアプローチをすればいいのに、とか、
その当時気付けなかったことに気づいたり、他人に指摘されたことの意味が、
今になって納得できたりします。
わたし、上手になったんだなあ、と不遜な感動に浸るのでした。
時を経て拓ける世界は、きっとあるはず。
懐かしい絵は、そんな未来へのエールなのでした。