「よあけ」(ユリー・シュルヴィッツ 作・画 / 瀬田貞二 訳 福音館書店、1977年)
太陽が昇る前からの、空気や空の色味の変化。
濃密な短い時間を、ていねいに描いた、夏の朝にぴったりの絵本です。
忙しく過ごす日やうまくいかない日も、こんな特別な始まり方をしているのかもしれません。
早起きは三文の得と言いますが、朝の時間を有効に使って
用事を済ませておけば、1日の流れが驚くほどスムーズです。
まったく、朝活に敵うものはありません。
。。でも、実際にそんな理想的な1日のスタートが切れる人、
しかも毎日欠かさず実践できている人が、どれほどいるのでしょうか。
たくさんいるのかもしれませんが、わたしのように時間ギリギリに
慌てて目覚め、すべてをほったらかして家を飛び出す人も中にはいるはず
です。お仕事などで夜型生活の場合もありますね。
「よあけ」はそんな方も、早朝ならではの清々しい感覚を味わうことのできる絵本です。
なかなか朝日なんて浴びられないよー、という場合も、物語を通じて緑色の湖にボートで
漕ぎだしていく気分が味わえる、はず。
夏バテに気をつけて、今日もがんばっていきましょう!